ジ・エアーデザインスタジオ 沖 健次・渡辺 妃佐子 オフィシャルウェブサイト
ブティック 三愛ドリームセンター Interior-1
ファッションショップ三愛 銀座４丁目ドリームセンター店
東京・銀座
1989
1963年に建築されたガラス張りの円形建築は光りにあふれ、時代を写しながら長いあいだ銀座の象徴として親しまれています。
その建築の何回目かの改装を手がけることとなったのです（最初の内装デザインは師である倉俣史朗が手がけました）。
１階ギャラリーは出来るだけ建築当時の姿に戻すことを目的とし、地下２階～３階はファッションショップとして改装することになりました。
敷地構成上、中央の円形コアを中心にショップは展開されていくのですが、この改装におけるデザインテーマを「光り」として、円形の外周壁面全体を光壁としたのです。
光壁の前にアルミフラットバーをルーバー状に取りつけ、可変装置をもった固定型什器としてデザインしました。
全体はシルバーと紫の軽やかカラーアルマイトの空間に、ところどころアクセントとして強い色を配していきました。
ポストモダン的デザイン言語があふれていた時代に、もう一度モダンデザインのもつ機能と形態の明解な関係を光と色で表そうと思っていました。