ジ・エアーデザインスタジオ 沖 健次・渡辺 妃佐子 オフィシャルウェブサイト

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K氏邸  Interior-1
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K氏邸
設計協力:安達孝弘
東京・南麻布
2008


マンションの改装ですが、ここでのデザイン上の要点は、閉鎖的となってしまう中廊下を明るくする工夫でした。
そのため、廊下の部屋側壁面をガラス張りにして、部屋を通過した光を廊下内に入れるようにしています。
反対の壁面は光を吸収するサンドストーンとして,ガラスと対比的な素材としています。
エントランスとリビングは古代エジプと現代を融合したアルカイックモダンがテーマでした。
金箔張りの円柱をシンボルとして、テレビ台を兼ねた棚台は崩れた壁を幾何学で構成したイメージであり、そこにガラスとサンドストーンが組み合わさってきます。
さらに、床には芝生の小山をイメージしたカーペットを敷いています。
また、各部屋のなかでも和室は、施主がお持ちのアールデコで有名なドーム社のランプシェードを和の伝統様式に組合せ、
ブルーのアルミアルマイトの光天井といった、近世ヨーロッパと日本の伝統、現代の3つの世界が出会う空間としました。
このような異質なものが融合した和風様式は、加賀藩の大名屋敷や江戸の遊郭等にも見られるものだが、一方で異国趣味感覚はヨーロッパのシェーンブルグ宮殿等にも見られ、
常に新しさを求める意識がつくらせているのだと思います。
その是非は別にして、このような編集的意識は私のデザインにいつも付いてくるものなのかもしれません。